引掛けシーリングに接続前のVA(電線)の状態
なんじゃ これは!
と、お思いの方も多いでしょう。
照明器具を付けているとき、ふと 写真を撮ってみたので、
今の住宅産業では、工期・コストばかりが重要視されて、細かな仕事の意味が軽視されている気がするの
です。
例えば、この写真の様に、VA(電線)の被覆を剥いた状態は意味があるのです。
白と黒の線を出しすぎない、銅線の長さも約1.2センチ程度、
上の写真の様に、引掛けシーリングに差し込んだ時に、横から見て、銅線はもちろん
白、黒の線(IV)も隠れる様にするのです。
なぜか・・・
それは、被覆の耐電圧が違うからなのです
白黒の線は600Vまで耐えます。そしてその電線をねずみ色の被覆で覆うことによって
2重に保護しているのです。
昨今の電気工事職人さんは、被覆を剥きすぎて IVが直接 造営材(材木など)に触れてしまっている。
600Vの耐圧があるから大丈夫でしょうが、
プロは、最悪の状態を考えて、考えられる最高のパフォーマンスを
提供する必要がある。
コストではない、工期も関係ない。
そう、会社の経営者・職人さん全ての意識の問題。
私たちは、今後も・・・
「小さな電線の接続から、多くの事を語れる会社でありたい。」