造営材にきちんと沿わせた電気配線
電気配線工事、断熱材の充填工事が進行中の写真です。
電気工事は、私(社長)が職人だった事もあり、自ら配線図設計を行いその配線図を基に、電気工事業者様に工事して頂いています。写真の様に、梁などの造営材に電線(VVF)を添わせるのが基本です。また、電気工事士の心得として、大工さんの工事の妨げにならない様に配慮して工事する事も重要なのです。(自然に・・・)
例えば、大工さんが天井下地を貼りその吊木を梁に施工しますが、その際にちょうど配線が邪魔になるケースなどが考えられます。ですので、他の職人さんの仕事の進行具合・施工方法までちゃんと把握した職人さんじゃないとダメなんです。(これを習得するにはそれ相応の経験が必要ですが・・・)
職人と営業マンを経験した私の持論は、
「営業は“まぐれ、運”で時々成果を出す事も出来るが、職人は“まぐれとか運”では絶対に仕事は出来ない」
厳しい世界なのです。
そして現場での、職人さん同士の人間関係も重要です。当社の職人さんは、「棟梁ここに○○が必要なんです」と他の職人さんが言うと、「ええよ!しといてあげるわ」と、快く言って頂ける大工さんなのです。
一昔前、或いは二昔前(私が職人時代)ですと、結構“いけず”な大工さん、職人さんも多く、苦労したものです。ですので、仕事の善し悪しも勿論重要ですが、私は、「社会性有る対応の出来ない職人に、良い仕事など出来ない」と思っています。その意味では、当社は職人さんには、本当に恵まれています。